医師や看護師、臨床工学技士などの医療職を目指す方は、お礼状の書き方を覚えておくことが大切です。
また、現役の医療職の方も病院にお礼状を書くことがあるでしょう。
お礼状の書き方次第で印象が決まると言っても過言ではありません。少しでも良い印象を与えられるように、お礼状の書き方を押さえておきましょう。
今回は、好印象を与えられる病院へのお礼状の書き方をご紹介します。
1. お礼状がいるのはどんなとき?
お礼状は、病院への研修や見学などで先生のお世話になったときに送ります。
その場で感謝の気持ちを伝えることが大切ですが、お礼状で改めて感謝の気持ちを伝えることで好印象を与えられます。
病院への見学後にお礼状を出すのは当たり前のことだと考えている医師もいるため、お礼状を出すことは必須と考えておいた方がいいでしょう。
お礼状を出さないと、悪い印象を与えてしまう可能性があります。
2. お礼状は見学や研修後すぐに出す
お礼状は、見学や研修後すぐに出すことが大切です。
医師は、連日多くの患者の相手をしており、他院の医師や研修生などとも関わっています。
そのため、時間を置いてからお礼状を出してしまうと、顔と名前が一致しない可能性があるのです。
お礼状によって印象を良くするためにも、見学や研修後すぐに出すことが大切です。
3. お礼状の書き方で印象が変わる
お礼状は、ただ書けばいいわけではありません。
マナーを守り、感謝の気持ちを正しく伝えられるようなお礼状を書きましょう。
マナーができていないお礼状では、かえって悪い印象を与える可能性があります。
4. お礼状の書き方のコツ
メールなどでは、「先日はありがとうございました。」などと本題から入っても問題ありません。
しかし、お礼状の場合は冒頭の挨拶や結びの挨拶などが必要です。お礼状の構成や書き方を押さえておきましょう。
5. お礼状の構成
お礼状は、縦書きが基本です。世間話のような不要な話は入れず、次のようにシンプルに構成します。
5-1. 冒頭の挨拶(時候の挨拶)
最初に、頭語を入れましょう。
一般的に、お礼状には「拝啓」が使用されています。
この場合、結びの挨拶では「拝啓」と対をなす「敬具」を使用することがマナーです。
よく、「前略」という言葉を使用している方を見かけますが、目上の方に対するお礼状において「前略」はマナー違反です。
季節に合わせた時候の挨拶を入れます。9月であれば、「初秋の候」がいいでしょう。
ただし、ある程度親しい相手に送る場合は、「実りの秋を迎え」など秋を連想させる言葉を選んでも問題ありません。
「初秋の候、○○先生におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
このように書きましょう。
5-2. お礼の言葉
お礼の言葉は、硬すぎる文章ではなく、感謝の気持ちが伝わる丁度いい柔らかさの文章が好まれます。
「この度は、お忙しい中、○○病院にて見学の機会を頂きまして、誠にありがとうございました。」
医師は複数の病院をかけ持ちしている場合もあるため、病院名まで入れた方がいいでしょう。
5-3. 本文
具体的な見学の内容や自分が得たもの、感想などを書きます。
回診や手術の見学など経験したことの他、医師から直接教わったことなどを書くといいでしょう。
そうすることで、送り先の医師としても当時のことを思い出しやすくなります。
また、今回の経験によって、自分の心境がどのように変化したのかも書いた方がいいでしょう。
そうすることで、「今回の見学や研修をしてよかった」と医師に感じてもらえる可能性があります。
5-4. 結びの挨拶
お礼状の冒頭でのお礼文は、病院での研修や見学の機会を与えてもらったことに対するお礼です。
そのため、研修や見学によって心境が変わったり経験を積めたりしたことに対するお礼文も必要になります。
シンプルに、「心より御礼申し上げます。」と締めるといいでしょう。
医師としても読む時間をつくってくれているため、あまり長いお礼状を送ることはマナー違反です。
5-5. 日付と宛名
「平成○○年〇月〇日」と書き、次の行に自分の名前を書きましょう。
そして、次の行に「病院名」と「診療科名」を書き、次の行に「○○先生」と書きましょう。
6. まとめ
お礼状は、病院への見学や研修の際に必ず出すようにしましょう。
これは、学校などでも指導されることです。研修には複数人の学生や医師が参加することが一般的であるため、お礼状を出さなかったとしても、悪い印象が残らない可能性もあります。
しかし、自分が研修や見学をした病院で働くことになった際には、お礼状を送らなかったことを医師が思い出してしまい、仕事に悪影響が及ぶことも考えられます。
お礼状は、100~150文字前後の短いものなので、手間を惜しまずに書くことをおすすめします。
お礼状は、医師が転職活動の際に病院を見学するときにも出すことになります。
お礼状の書き方を身につけておいて損はないでしょう。