転職サイトの『doda(デューダ)』は業界大手の転職エージェントの一つです。登録者数も数多く、利用者満足度1位に輝いております。
この記事を最後まで読めば、あなたがdodaを利用すべきかどうかがわかるだけでなく、今後転職活動をどのように進めていけばいいかがわかるようになります。
1. dodaのサービスを紹介
『doda』のサービスには大きく2種類に分かれます。
1-1. スカウトサービス
スカウトサービスはスマホ一つで気軽に転職活動ができるサービスです。
特徴
- あなたに興味を持った企業から直接オファーが来る
- 匿名だから在職中でも、現職の会社には漏れない
- 電話はかかって来ない。メールや会員専用ページで確認
手軽にはじめられる反面、「今すぐ転職したい」方には不向きです。また、人によってスカウトがあまり来ない方もいます。
1-2. エージェントサービス
エージェントサービスは、あなたの代わりに転職活動を代行してくれるサービスです。
特徴
- あなたにぴったりの企業を提案
- 応募書類の添削や面接のサポート
- 面倒な手続きの代行
- 入社に至るまでの条件交渉を代行
全面的にキャリアアドザイザーがサポートしてくれるので、転職成功率が高くなりますが、アドバイザーの品質にバラツキがあることや今すぐの転職を考えていない方には不向きです。
1-3. 両サービスを比較
スカウトサービス | エージェントサービス | |
手軽さ・はじめやすさ | ◎ | ○ |
転職活動のスピード | ○ | ◎ |
転職活動の手間 | △ | ◎ |
転職成功率 | ○ | ◎ |
条件等の交渉 | △ | ◎ |
向いている人 | 気軽に始めたい人に◎ | すぐに転職したい人に◎ |
スカウトサービスは、現職中でも会社にバレることなく、気軽にはじめられます。今すぐ転職したいと言う人よりは、情報収集からはじめたい人に向いているでしょう。
エージェントサービスは、キャリアアドバイザーが全面的にサポートしてくれるので、本気で転職活動したい人、すぐ転職したい人に向いているでしょう。
1-4. dodaで掲載されている求人・サイト利用者について
dodaの取扱い求人数は約10万件と、業界2番目の多さです。
基本的に様々な業界を網羅しておりますが、特にIT系やものづくりエンジニア・営業職・企画管理などが強いとされています。
IT・ものづくりエンジニアに関してはそれぞれ特別サイトも作られており、非公開情報も数多く所持しております。
dodaの求人例(勤務地が東京のもの)
職種 | 求人件数 |
営業職 | 約6,000件 |
企画管理 | 約6,100件 |
技術系(SE) | 約6,000件 |
技術系(機械・電気) | 約1,700件 |
事務・アシスタント系 | 約1,500件 |
またサイト利用者に関しては34才以下が7割を占めており、最終学歴が大卒・大学院卒の方が6割以上となっております。
給与面や条件面でステップアップしたいと考えている転職コア層に人気の転職サービスです。
2. dodaの強みと弱み
他の転職エージェント(サービス)と比較した際の『doda』の強みについてご紹介いたします。
2-1. dodaの強み
2-1-1. キャリアアドザイザーの質が高い
dodaのキャリアアドバイザーは優秀な方が多く、対応面に関しては定評があります。具体的には下記5つの点が優れています。
- キャリアカウンセリングが丁寧
- アドバイスが的確かつ具体的
- 求職者の立場に立った接し方で不快な気分にならない
- 気持ちを察してくれ、かゆいところに手が届くような心配り
- 最新の転職事情などの知識が豊富
2-1-2. 転職ノウハウが充実している
キャリアアドバイザー個人も転職に関する知識が豊富ではありますが、doda自体でも転職に関するノウハウが充実しています。
具体的には、下記のようなセミナーを通して転職のサポートをしています。
①転職セミナー
転職を効率的に進めるために面接や職務経歴書の書き方のコツや内定獲得のノウハウなどを学べるイベント。
②キャリアセミナー
キャリアを考えるヒントや、スキルアップにつながる情報・ノウハウなどを学べるイベント。転職を考えていない人も参加できます。
③個別面接対策
dodaではキャリアアドザイザーだけでなく、面接対策担当のスタッフもいます。本番さながらの模擬面接をしてくれるだけでなく、改善するべきポイントを具体的に教えてくれます。
2-1-3. アフターフォローもしっかりしている
dodaのアドバイザーはdoda経由で転職をした場合だけでなく、転職しなかった場合でも快くサービスの停止に応じてくれます。
次、転職活動をする際に、また利用したくなるようなサービスを心がけています。
サービス利用後にしばらくするとdodaからたまにこのようなメールが送られてきます。
dodaを忘れた頃や次の転職を考えはじめたときにこのようなメールが来ることもあります。
2-2. dodaの弱み
2-2-1. キャリアアドザイザーが求人企業のことを詳しく把握していない
dodaは社内で分業制(キャリアアドバイザーと企業担当の営業マン)を取っているため、キャリアアドザイザーは企業のことを把握していないことがあります。
と言うように、普段は求人企業と直接接しているわけではないので、求人のことはそこまで詳しく把握していません。
そのため、「提案して来る求人が的外れ」という口コミを見かけますが、理由は上記のように企業の情報を詳しく把握していないためになります。
求人提案に関する口コミ
求人を紹介してもらいましたが、業界内では離職率が高く評判の良くない企業を紹介されました。アドバイザーの方もこの企業について詳しく知らないようでした。もう少しフィルタリングしてほしいです。
※口コミ引用元:Twitter
「求人企業のことを詳しく知りたい」ということであれば、
- キャリアアドザイザー経由で確認してもらう
- 営業担当と直接話させてもらうようセッティングしてもらう
ようにしましょう。
2-2-1. 分業制について
dodaをはじめ、大手転職エージェント(リクルートエージェント、パソナキャリア、マイナビエージェント、type転職エージェント等)では分業制という社内体制をとっています。
分業制のメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
- キャリアアドバイザーは完全にあなたの味方
- 企業側の都合より求職者の都合を優先してくれる
- 細かい要望にも応えてくれる
デメリット
- キャリアアドザイザーは求人を詳しく把握していない
- doda社内での意思疎通がうまくいってないと、面接に行った際や入社後に「聞いていた内容と違う」という事象が発生する。
3. dodaを利用する流れ
『doda』利用の流れは下記の通りになります。
利用の流れ
- サイト登録
- キャリアカウンセリングを受ける
- 求人情報を確認する
- 求人にエントリー(応募)する
- 面接に行く
- 採用される(入社)
サイトに登録をすると、dodaのキャリアカウンセラーから電話が掛かってきます。
キャリアカウンセリングは直接お会いして行うか、電話対応か選ぶことができます。
ポイント
キャリアカウンセリングは2択です。
- dodaオフィスに来社しての面談
- 電話での面談
来社しての面談の場合はその場でいくつか求人を紹介してもらうことができるため、スムーズに会話を進めることができるのでオススメです。
一方、地方など遠方に住んでる方や忙しくて来社できない人は電話でもいいでしょう。
キャリアカウンセリングが終わったら、求人を紹介してもらえ、自分の希望とマッチしたらエントリーをし、各企業が定める採用手順に沿って面接を進めます。
その際に、エージェントは企業との交渉や面接練習などのサポートを行ってくれるため、困ったことが出てきたらまずはエージェントに相談してみるのも良いでしょう。
4. メリット・デメリットと評判・口コミ
実際に『doda』を使用した私が考えるメリット・デメリットを口コミも交えながら解説します。
4-1. dodaのメリットと評判・口コミ
dodaのメリットは下記の2点です。口コミを踏まえながら解説します。
dodaのメリット
- 求人数が多い
- キャリアアドバイザーの転職サポートが優れている
❶ 求人数が多い
業界大手の転職サイトということもあり、求人情報が非常に多く、エージェントに相談するとサイトに乗っていない未公開求人も教えてくれます。
提示してもらった求人数が多く、様々な選択肢から転職先を探すことができた。他社と比較して環境の良い求人も多いように感じた。
dodaはすごい良い転職エージェント。第二新卒にはとてもおすすめです。国内最大級だからソニー系やオリエンタルランドみたいな大手も多いし、求人数がすごい。
エージェントを3社利用しましたが、dodaエージェントが一番多く20社応募しました。他のエージェントは数社程度でした。紹介される求人自体は多いと思います。
dodaから大量の求人紹介メールが送られてきます。そこまで見れないし、正直多すぎかなと言う気持ちもします。
dodaさん…求人どばっとくれた〜〜と思ったら、もう私の希望職種一個も入ってないやんけ…もうネタ切れな感じなのかな…まぁ仕方ないのだけど…営業事務ばっかり送られてくる… 営業事務って、担当の営業さんが帰ってこないと帰れないイメージ…いいイメージが全くない…
自分が納得する転職を行うためには、多くの求人情報を見比べる必要があります。偏った業界や少ない情報ではないという点は非常にメリットと言えます。
ただ、紹介される求人が多すぎるという口コミもあります。希望を伝えて求人を絞ってもらうようにしましょう。
※口コミ引用元:Twitter
❷ キャリアアドバイザーの転職サポートが優れている
他社転職エージェントと比べて、キャリアアドザイザーの質が良いという評判は多いです。対応が親切・丁寧でアドバイスが的確なもことも口コミであがっています。
電話面談ににてエージェントを利用しました。dodaさんの担当さんの方が、今の仕事の内訳とかに詳しくて、なんなら話しながら求人投げてくれて5日で目通してまた電話するから応募しといて!ってスピーディでした!! RAさんの方はあんまり私の職種専門って感じじゃないからふわふわしている印象…
履歴書&職務経歴書作成やら転職市場について散々世話になったdodaのキャリアアドバイザーの方に就職が決まった旨を連絡した。 いろんなサイトに登録してたけど一番親身になってくれたのがdodaの方だったわけだが、結果的に自分のコネクションで就職決めたので申し訳ない気持ちがデカい。
2年ほど前に転職した時はリクルートとDodaとマイナビ使ったけどdodaが一番まともなキャリアアドバイザーでした
dodaのキャリアアドバイザーの方と電話カウンセリングした!! 緊張したけどめっちゃ優しいお姉さんで良かった。 未だにエライとこ登録しちゃったな感が拭えない。
DODA エージェントさんを利用。ぶっちゃけ地方の零細の求人しか紹介されなかったです。2ヶ月で内定取って転職終わらせましょう!って強い方針でした。そのためにスケジュール組んでくれましたが、私にはそのハイペースについて行けずエージェント利用を辞めました。
DODAさん、同じ求人2回も書類選考にすら進ませないクソプレーをやったからついにこっちの苛立ち感じてかLINEでのキャリアアドバイザーとの連絡を断ち切りやがった もう金にならないとすぐ切り捨てる当たりDODAって感じっすね!
今月始めに変更したDODAのキャリアアドバイザーが面談以降、求人を紹介してくれない。あと、CAさんが出勤前に電話して代理の人に伝言伝えたら折り返しの電話がなかった(結局こっちから再度電話した)
キャリアアドバイザーの評判は良いものが多いですが、一部アドバイザーへの不満もあるようです。相性も良し悪しもありますので、合わないと感じるのであれば、担当替えをしてもらいましょう
※口コミ引用元:Twitter
4-2. デメリットと評判・口コミ
dodaのデメリットは下記の2点です。口コミを踏まえながら解説します。
dodaのデメリット
- 連絡が非常に多い
- 質の悪い求人が混ざっていることがある
❶ 連絡が非常に多い
情報収集の目的で登録した場合でも様々な業種の求人メールがひっきりなしに届く、アドバイザーからの電話もほぼ毎日かかってくる人もいます。
仕事が暇だったから転職サイトのdodaに登録したらものの数分でdodaのフリーダイヤルから連絡きて流石に笑った
先日血迷ってDODAに登録したせいでめっちゃ電話がかかってくる。血迷いました、、あとで連絡しよ…
3社利用したが、DODAはスカウト・オファーの質が断トツで悪い上電話営業しつこい
レジュメのフォーマットを使用させてもらうためにDODAに会員登録したんだけど、電話が3回もかかってきて助けてくれって感じ。
dodaからの企業紹介メールが1分に1通きててめちゃめちゃ迷惑。しかも20件以上。どのサイトより、メールや電話の数は圧倒的に多く、確認作業が大変になる日もありました。
電話・メールが多いと感じるのであれば、その旨をアドバイザーに伝えましょう。求人の条件を絞るか、すぐ転職しないようであれば、一旦メールを止めることもできます。
※口コミ引用元:Twitter
❷質の悪い求人が混ざっていることがある
キャリアアドバイザーが求人企業のことを詳しく把握していないため、質の悪い求人が混ざっていることがあります。
未経験からの転職時、Dodaに相談したときは エンジニアやりたいと伝えたはずなのに コンビニの店長候補の求人をオススメされたトラウマがある
dodaに登録してるとめちゃくちゃスカウトとかシークレット求人とかいうのくるんだけど大嫌いなヘルプデスクばかりなのよね。ヘルプデスクなんて二度とやりたくないわ
DODAの紹介求人が軒並み現状より待遇悪いんだけど所詮中途の求人出してるところなんてこんなもんか
DODAの転職フェアの出展企業を改めてみると、○リさんマークの引越社以外も人がこなさそうなブラック企業がぎょーさんあることについて そもそも、転職フェアなんて人が足りてないブラック以外は出展するわけないですからね
dodaで良い案件に出会ったことがない。なかなかよさそうかなーと思ってたんだけど、現職の会社の案件も知らずに勧めてきたりも。
自分の要望を明確に伝えないと、質の悪い情報も混じるようになります。
求人情報が多い反面、「数を打って当てる」というような印象も受けました。情報の取捨選択はご自身で行いましょう。
※口コミ引用元:Twitter
5. dodaの退会(登録解除)方法
dodaにログインをし「登録情報設定」のページ下にある「退会手続き」にて退会申請を押してください。dodaに登録していた情報は削除されます。
5-1. 退会(登録解除)の方法
① doda管理画面を開く
② ログイン設定箇所より退会申請ボタンをクリックする
登録時に入力したすべての個人情報(提出書類も含む)はすべて削除・廃棄されます。また、退会(登録解除)手続き後に再度dodaを利用する場合は、改めて新規で登録する必要があります。
5-2. サービス利用停止の方法
このような時は退会(登録解除)をせずに、サービスの利用停止をおすすめします。
そんな時は、退会(登録時解除)をせず、「サービスの利用停止」にすることをおすすめします。転職活動再開したい時に登録の手間が省けて便利です。
① サービスの利用停止方法
管理画面の「サービス利用状況」部分から停止したいサービスを選択できます。
② メールの配信停止方法
管理画面の「メール配信設定」部分から停止したいサービスを選択できます。
6. 最後に
『doda』は業界大手ということもあり、サポートが手厚く採用選考中も頼りになるパートナーとしては間違いないでしょう。
ただ、一方で大手ならではの取扱い情報が多く、初期の利用は混乱してしまうかもしれません。
そのため、ある程度業界を絞れている方か、情報の取捨選択が自らできる方には非常におすすめのサービスです。
dodaの長所を活かして、より良い転職活動を行いましょう。