『レバテック』という転職サービスの名前を聞いたことはありますか?
『レバテック』とは、レバレジーズ社が提供するエンジニアやクリエイターに特化した転職・フリーランスサービスの総称です。
・『レバテック』はどんなサービスなの?
・紹介してもらえる仕事はどんなものがあるの?
・ネット上には悪い評判もあるけど大丈夫?
・どうやって利用するの?
この記事では、このような疑問や不安を持っている方のために、『レバテック』についてわかりやすく徹底解説しています。
現在転職や独立を考えているエンジニア・クリエイターの方は、ぜひお読みください。
最後まで読んでいただければ、転職のために『レバテック』を利用すべきかどうか判断する材料となり、今後の転職活動を有利に進められると思います。
1. 『レバテック』とは?
『レバテック』とは、レバレジーズ(株)が運営するITエンジニア向けの就職・転職サービスの総称です。
サービスごとに対象となる方や特徴が違うため、それぞれ解説していきます。
1-1.『レバテックキャリア』
利用料は無料なので、まだ転職を悩んでいる人でも気軽に相談することができます。
1-1-1. 『レバテックキャリア』はどこで面談できるか?
『レバテックキャリア』では専門知識を持つアドバイザーが利用者と直接面談し、希望やスキルに合った求人を紹介してくれます。
面談は、本社および4カ所の支店で受けることができます。
東京本社 | 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 17F |
横浜支店 | 神奈川県横浜市神奈川区金港町3-1コンカード横浜3F |
名古屋支店 | 愛知県名古屋市中区栄三丁目3-21セントライズ栄9F |
大阪支店 | 大阪府大阪市北区堂島1-5-3 堂島プラザビル2F |
福岡支店 | 福岡県福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡12F |
1-1-2. 『レバテックキャリア』はこんな人にオススメ!
『レバテックキャリア』はエンジニア・クリエイターとしてキャリアアップ・年収アップしたい人にオススメです。特に転職に成功しやすいのは、こんな人です!
- 企業に求められるスキルがある人
- 第二新卒で転職を希望する人
- 30歳代で十分なキャリアを積み、マネジメントもできる人
- エンジニア未経験でも、個人で学び開発した経験がある人
『レバテックキャリア』公式サイト
1-1-3 『レバテックキャリア』の利用に向かない人
逆に、以下のような人は『レバテックキャリア』の利用には向きません。
- IT業界以外を志望している人
- エンジニア・クリエイターでもスキル不足の人
- エンジニア未経験で、個人での実績もない人
- 新卒でエンジニアを目指す人
ネット上には「サービス利用を断られた」「求人を紹介してもらえなかった」という悪い評判も見つかります。しかしスキルにあった求人が紹介されるので、経験・スキルが伴わなければ紹介されないこともあるでしょう。
また『レバテックキャリア』は転職サービスなので、新卒者には向きません。新卒の学生には後述する『レバテックルーキー』の利用がオススメです。
1-2.『レバテックフリーランス』
企業に常駐するフリーランスエンジニアに営業や交渉・契約業務などの業務を代わりに行ったり、プロジェクトや案件のマッチングをしてくれます。
『レバテックフリーランス』は10年以上のキャリアを持つ老舗のサービスで、支援実績も豊富です。
フリーランス専門として活動したい人も、副業としてフリーランスをやりたい人も、まず登録するべきサービスと言えるでしょう。
1-2-1. 『レバテックフリーランス』はこんな人にオススメ!
『レバテックフリーランス』は以下のような人にオススメです。
- フリーランスとしてのキャリアが長い人
- エンジニアのキャリアを積み、フリーランスへ転向したい人
- スキルを活かして副業で稼ぎたい人
『レバテックフリーランス』の求人には、週1日や土日祝だけ働く求人もあります。そのため、副業でフリーランスをするという働き方も可能です。
『レバテックフリーランス』公式サイト
1-2-2. 『レバテックフリーランス』は未経験でも利用できる?
フリーランスのIT/Webエンジニアとして働くのに、資格は必要ありません。そのため『レバテックフリーランス』は、仮にエンジニア未経験でもサービスに登録することはできます。
しかしながら、エンジニアとしてのスキルを持たないままでは案件を紹介されるのは難しいでしょう。
企業はフリーランスエンジニアに即戦力を求めるので、自分ができることを明確化できなければ、マッチする企業も見つかりません。
未経験でもフリーランスを目指す場合、まずはプログラミングスクールなどに通ってスキルを身につけましょう。
1-2-3. フリーランスにオススメな他のサービス
『レバテックフリーランス』利用者の中には、並行して『geechs job(ギークスジョブ)
』を利用している人が多いようです。
『geechs job(ギークスジョブ)』も、IT/Webエンジニアに特化したフリーランス支援サービスです。
全国のフリーランス案件に対応しているため、案件数は競合サービスと比べても非常に多いと言えます。
より条件の良い案件を探すためにも、『レバテックフリーランス』以外にも『geechs job(ギークスジョブ)』などのサービスを組み合わせて利用することをオススメします。
『geechs job(ギークスジョブ)』公式サイト
1-3.『レバテッククリエイター』
他のサービスよりもクリエイター向けの案件に特化しています。
コーディネーターの方が手厚くサポートしてくれるので、初めてフリーランスに挑戦する方にも最適です。
1-3-1.『レバテッククリエイター』にはどんな求人があるの?
『レバテッククリエイター』の求人は、フリーランス案件と派遣求人が中心となっています。正社員の求人もあるのですが、数は多くありません。
取り扱っている案件は非常に多く、公式ホームページでは常時案件1,000件以上をアピールしています。
大手企業から中小企業、ベンチャー企業まで、応募できる会社の規模も様々です。
職種は、
- Web・ゲーム業界のデザイナー
- ディレクター、プロデューサー
がメインとなっています。
また『レバテッククリエイター』は業界内最高レベルで高単価の案件が多いことが最大の特徴です。
フリーランス案件なら、月単価70〜80万円の案件も見つかります。
高収入を目指すクリエイターの方なら、ぜひ利用すべきオススメのサービスといえます。
1-4.『レバテックビギナー』
- 「エンジニアとして働きたいけど、経験がない」
- 「プログラミングは学びたいけど、どのように学べばいいかわからない」
このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
『レバテックビギナー』では数多くのプログラミングスクールと提携しており、キャリアアドバイザーがヒアリングにより最適なスクールを提案してくれます。
スクールを卒業後にはエンジニアとしての就職・転職もサポートしてくれるので、これからエンジニアのキャリアを積んでいきたい方には最適のサービスです。
1-5.『レバテックルーキー』
エンジニアになるための就活を、業界を熟知したアドバイザーがマンツーマンでサポートしてくれます。
登録条件は、文理問わずプログラミング経験が多少でもある大学3・4年生、大学院1・2年生となっています。
授業で学んだり自分で触った程度の経験でも支援してもらえるので、エンジニアを目指す学生にはオススメのサービスです。
『レバテックルーキー』は2018年9月に開始されたサービスということもあり、具体的な口コミは見つかりませんでした。
しかし、登録者数は2019年3月現在で107,000人となっており、就活生からの評価や期待度は高いことがうかがえます。
『レバテックルーキー』公式サイト
2. 『レバテック』の強み、弱み
『レバテック』の強み、弱みをそれぞれ解説していきます。
2-1.『レバテック』の強み
2-1-1. 内定率が高い
『レバテック』の強みは、応募した求人への内定率が高いことです。
これは紹介する求人の選択から実際に応募・面接するまで、キャリアアドバイザーによる手厚いアドバイスやサポートを提供しているためです。
他のエージェントでは通らない企業でも『レバテック』なら通った、ということもあるかもしれません。
2-1-2. IT・Web業界に特化した情報力とノウハウ
『レバテック』では年間累計3,000回以上の企業訪問を実施し、現場の社員からヒアリングを行っています。
そのため、実際にアドバイザーが目で見た情報を利用者に提供することができます。
2-1-3. 無理に転職をすすめてこないので自分のペースで活動できる
『レバテック』のアドバイザーは、利用者が転職するべきでないと判断すればはっきり伝えてくれるようです。
さらに聞き取った意向やスキルから、転職だけでなく部署内の異動やフリーランスへの転身など様々な仕事の仕方を提示してくれます。
2-1-4. ITフリーランス向けに高単価の案件が多い
『レバテック』で紹介されるITフリーランス向けの案件は、高単価のものが多いです。
『レバテックフリーランス』のHPトップでは平均年収860万円を打ち出しており、高スキルを求められる案件なら年収にして1,000万円を超える仕事もあるようです。
収入を優先するフリーランスの方なら、ぜひ利用することをオススメします。
2-2. 『レバテック』の弱み
2-2-1. エージェントごとに知識に差があることも
『レバテック』はフリーランス支援サービスのキャリアが長い反面、『レバテックキャリア』などの正社員転職支援サービスは、まだ開始してから5年ほどのキャリアしかありません。
そのためもあってか、アドバイザーの中には一部IT・Webについての知識が浅い方もいるという評判があります。
3-2. 地方での転職には不向き
『レバテック』で扱うIT・Web関連企業は、東京などの大都市圏に集中しています。
都市圏以外の地方で転職を検討されている方は、IT特化以外の総合求人サービスを利用した方が良いでしょう。
3.『レバテック』にまつわる噂
3-1. 『レバテック』の良い評判
『レバテック』の評判は総じて高いようです。特にキャリアアドバイザーの質の高さ、サポートの手厚さを評価する口コミが多く見受けられました。
キャリアアドバイザーは元エンジニアの人が多くて、実際の現場の話を聞けたのがよかったです。相談に乗ってくれたアドバイザーの方のヒアリングが細かく、知識はかなり豊富な方だと思いました。
他の転職エージェントも同時に使用しましたが、時間を気にせずに電話をしてくるので困っていました。
『レバテック』のアドバイザーさんはちゃんと空いている時間に電話をかけて来てくれたので、気遣いができていると思います。
実際使ってみて『レバテック』の対応はとても好印象です。案件紹介も次の日には提示されたり契約後もサポートがとても丁寧です。人当たりがいい方が多く社員教育がしっかりしている印象です。
3-2.『レバテック』の悪い評判
良い評判が多い一方で、「レバテック」で検索すると「レバテック 最悪」「レバテック 評判 悪い」なんて関連キーワードも出てきます。
悪い口コミにはどのようなものがあるのでしょうか。
他のエージェントでは30〜40件案件を紹介してもらえたのに、『レバテック』では10件ほどしか紹介してもらえなかった。
札幌に住んでいるが、東京の求人ばかりで応募できなかった。
などなど「紹介される求人数が少ない」「地方に対応していない」といった不満が多いようです。
『レバテック』ではヒアリングの結果アドバイザーがふさわしいと判断した求人を紹介しているので、経験・スキルが伴わない人なら紹介数が少ないこともあります。
地方には順次支社を拡大しようですが、まだまだ扱っている案件は少ないようです。他のエージェントとの併用によりカバーするのがオススメです。
3-3. 『レバテック』の連絡はしつこい?
転職エージェントによっては、登録後にしつこい電話がかかってくるところもあります。エージェントは成果報酬型の商売なので、会社によってはコンサルタントに過剰なノルマが設定されているところも存在します。
『レバテック』はどうなのでしょうか?
結論から言うと、『レバテック』からしつこい連絡がかかってくることはありません。『レバテック』から連絡が来るのは、基本的に以下の3種類です。
- 登録の確認メール
- アドバイザーとの面談を調整する電話
- 求人紹介の電話またはメール
求人に応募しない限り、これ以外には連絡が来ません。
求人紹介の連絡も毎日来るわけではなく、希望やスキルにあった求人が見つかればアドバイザーが連絡してくれる仕組みです。日中電話に出ることが難しければ、夜の時間に連絡してもらうなどの融通も利きます。
『レバテック』の連絡は、むしろ他のサービスに比べて少ないとも言えるので、あまり心配する必要はないでしょう。
3-4.『レバテック』でのマージン率は低い?
『レバテック』でフリーランスが業務委託契約をした場合、企業が支払う報酬から『レバテック』のマージン料(仲介手数料)が差し引かれます。
『レバテック』のマージン率はどれくらいなのでしょうか?
『レバテック』は具体的なマージン率を公表していませんが、ネット上の情報では10〜20%くらいのようです。一般的な人材会社のマージンは20〜40%なので、低いマージン率と言えます。
『レバテック』のマージン率が低いのは、案件の90%以上が企業と直接取引だからです。会社と両者の間に余計な仲介会社が入らないので、引かれるマージンは少なくなります。
3-5.『レバテック』では高年収で転職できる?
他社の転職エージェントは、だいたい年収400〜600万円ほどの案件を扱っているケースが多いです。
一方『レバテックキャリア』では、年収600万円以上の案件で検索すると1,751件見つかりました。(2019年7月時点)さらに、最高で年収2,000万円を提示している案件もあるようです。
日本の平均年収が400万円程度であることを考えると、『レバテック』ではかなり高年収を狙えることがわかります。
3-6.『レバテックキャリア』のアドバイザーには美人が多い?
男性利用者の間では、「レバテックキャリアのアドバイザーは美人が多い」とまことしやかに噂されています。もし担当のアドバイザーが美人なら、転職のやる気も上がりそうですが、本当なのでしょうか?
『レバテックキャリア』公式ホームページには、所属するアドバイザーが写真付きで紹介されています。
ひとりひとりの写真を見ると、確かに綺麗な人が多いです。
美人と噂されるのも不思議ではありません。
しかも綺麗なだけではなく、輝かしい経歴を持っている方が多いようです。アドバイザーそれぞれが高い専門性を誇っているので、安心して相談することができるでしょう。
4. まとめ
この記事では『レバテック』について解説しましたが、いかがだったでしょうか。
手厚いサポートで転職・フリーランスのアドバイスを受けられるサービスであることが理解していただけたと思います。
キャリアについて考えたいエンジニア・クリエイターの方は、相談だけでも積極的に活用していくのが良いでしょう。
転職を希望する方は『レバテックキャリア』
フリーランスとして活動したい方は『レバテックフリーランス』
就活生は『レバテックルーキー』