『ニクリーチ 』という就活サイトをご存知でしょうか?
実はこのサイト、一部の就活生からは絶大なる支持を受けているんです。
なぜかというと、タダで焼肉やお寿司を企業の人が食べさせてくれるから!
「え?どうゆうこと?」と、驚きませんか?
そんな驚きの「ニクリーチ」 とは、登録をするとあなたに会ってみたい企業から、「お肉を食べませんか?」とお誘いがあり、面接や会社説明会よりも深い関係づくりをサポートしてくれるサービスなんです。
そのため、お腹をすかせた学生さんにはお馴染みの就活サイトとして大人気!
しかし、利用したことがない人からすると「本当にタダでお肉が食べられるの?」「裏があるんじゃないの?」など、気になる点はたくさんありますよね。
そこで、実際に「ニクリーチ」 のサービスを試してみた学生さんからのレビューを紹介したいと思います!
1. そもそもニクリーチとは?
まず、「ニクリーチってどんなサービスなの?」という疑問にお答えします。
ニクリーチとは、就活生向けの企業担当者とのマッチングサイトで、別名スカウト型就活サイトとも呼ばれています。
これだけでは少々分かりづらいかと思いますが、ハイクラスと言われる、年収が高いエリートサラリーマン向けに提供している「ビズリーチ」という会員制転職サイトはご存知でしょうか?
実はビズリーチもニクリーチ も、同じ株式会社ビズリーチが提供していて、いずれもサービスの形態はダイレクトリクルーティングと呼ばれるものになります。
ダイレクトリクルーティングをWikipediaで調べてみると、下記の説明がされています。
近年、インターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービスの普及、人手不足や人材獲得競争のグローバル化を背景に、これまで主流であった方法による転職顕在層へのアプローチに加えて、転職を積極的に考えていない潜在層へのアプローチにより採用ターゲットの母集団形成を行う方法が普及している。
ダイレクト・リクルーティングとは、企業側から「欲しい」人材を得るために、採れる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動を指す。社員紹介や縁故採用をリファラル・リクルーティング(英語: Referral recruitment)として再定義されているが、社員紹介による母集団形成もダイレクト・リクルーティングに含まれる。
HRプロ主催の第三回HRチャレンジ大賞 では、 ダイレクト・リクルーティングのプラットフォームの提供が、採用コストを減少させ、ミスマッチの低減に寄与する人材サービスであるとして、国内で最初にダイレクト・リクルーティングを提唱したビズリーチが受賞。
つまりダイレクトリクルーティングとは、新卒(人材)紹介サービスや、就職(転職)サイトのように待っていれば求職者(学生)が来るという考えとは異なり、興味がない求職者に対しても積極的にアプローチをしていく、いわば攻めの採用スタイルのことをいいます。
今の時代、人手不足が深刻化していることに加え、優秀な人材は大企業や有名企業に流れてしまう傾向にあるため、中小企業やベンチャー企業は積極的に売り込みをかけないと相手をしてもらえないのです。
ニクリーチ に登録している企業は、ベンチャー企業が多いため、優秀な学生や自社に合う学生はランチをご馳走してでも、来てほしいと思ってる、肉食系の会社が多いのではないでしょうか。
学生と企業側の担当者が一緒に食事をした上でどんな人か見極めるような、一種の選考の要素を持ち合わせている企業もあります。
そこであなたに一目惚れをした企業であれば、本格的に「面接に進んでほしい」などの話を持ちかけ、そのまま入社してもらうために口説いてくることもあるでしょう。
魅力的な企業であれば、食事に連れて行ってもらえるだけでなく、スカウトまでされるなんて夢のような話です。企業との接点を求めている学生にとっては一石二鳥のサービスなのではないでしょうか。
『ニクリーチ』公式サイト
https://29reach.com/
2. ニクリーチは学歴って関係するの?
それではニクリーチ を利用するにあたって有利な人はいるのでしょうか?
就活に学歴は関係ないと言われることもありますが、「学歴フィルター」という言葉が使われているように、学歴が全く関係ないなんてことは存在しません。
私が就職エージェントの仕事をしていたときも、「上位校の学生のみ紹介して」や「うちはMARCH以上しか採用しないから」とはっきり言われるケースもありましたので、ニクリーチ でも学歴はまったく関係しないということはなさそうです。
※上位校…旧帝大、早稲田、慶應、上智大学など
※MARCH…明治、青山学院、立教、中央、法政大学の総称
登録している企業にもよりますが、学歴で絞っている会社は、MARCHや関関同立以上で絞っている会社が多いです。一方で、学歴は気にしてないという会社であれば、四大卒や短大卒でも大丈夫だと思います
稀に、学歴は関係ないけれど浪人や留年経験がある人はNGという企業も存在はします。
ビズリーチに登録しているのは、ベンチャー企業やIT企業、コンサル企業などが多いとため、学歴は必須ではないかもしれませんが、下記のような能力は必要とされる可能性が高いです。
- 地頭力(論理的思考や自分の頭で考える人か?)
- コミュニケーション能力(臨機応変さ、愛嬌やユーモアがあるか?)
- 成長意欲(ベンチャーや成長企業向きか?)
就職エージェント時代に「学歴は関係ない」と言っていた経営者がいましたが、結果的にその会社に入社する人材はみな高学歴でした。
学歴は必須ではないにしろ、結果として、高学歴の学生がこのような素養を持ち合わせている傾向が多いのかもしれません。
3. ニクリーチに登録している企業はどんな企業?
ニクリーチに登録している企業は、公式サイトでも紹介されるように、ベンチャー企業やIT企業、コンサルティング企業が中心です。
一例をご紹介します。
サイバーエージェント、グノシー、Freak Out、freee、CROOZ、Akatsuki、Retty、Donuts、PASONA CAREER、三井物産エアロスペース
※2018年7月時点で導入企業が108社
いずれも共通しているのが、成長中の企業や、優秀な学生は口説いてでも来てほしいと思っている肉食系の企業担当者が多いということです。
上記のような、スタートアップ、ベンチャー、メガベンチャーは総じて高学歴で優秀な人材が多いです。
頭も良く面白くて魅力的な人が多いので、『ニクリーチ 』を通してコンタクトとって会ってみることをオススメします。食事もご馳走になれるかもしれませんしね。
4. ニクリーチの評判はどうなの?
なんとなくニクリーチ を分かっていただけたと思いますが、やはり気になるのは評判ですよね。
ニクリーチと検索してみると「タダで焼肉食べれてラッキー」というような口コミが多いと思いませんか?
それでも裏がありそうと心配な人のために、現在ニクリーチを利用している20卒の就活生や以前利用したことがある元就活生からの体験談をまとめてみました。
(現在は2020年度の就活生向けにサービスを提供しています)
4-1. 当サイト独自でインタビューをした内容
利用経験のある就活生のインタビュー内容をご紹介します。
20卒男子学生からのコメント
実際に一対一で数回企業の人事の方とお会いしました。
一対一だからこその距離感でリアルな話を聞くことができる点が1番良かったです。
またマッチングからアポまでのスピードも速くとても満足しています。
改善点をあげるとすれば学生がプロフィールを書く際の効果的で自己アピールがしやすい方法をニクリーチ のサイトで紹介するなどすると更に使う人が増えるかもしれないと思います!
19卒男子学生からのコメント
利用したのは、確か2018年の1月から2月頃だったと思います。
人事の方とランチに行くことができるサイトと言うことを同じゼミの友人から聞き、登録しました。
登録すると早速、企業から連絡が来て、最終的に5社ほどとマッチングしました。
業種はITコンサル企業やIT企業でした。
結果的に、当初の目標の人事とランチに行くことができて、面白い話も聞けて良かったのですが、僕が希望するような有名な会社とは会えなかったことは残念でした。
4-2. Twitterでのツイート内容
次に、ニクリーチを利用した方のツイートをまとめてみました。
ほんとにニクリーチからスカウトきた pic.twitter.com/Kka4unAis1
— ハバタ (@habatafuture) 2018年9月30日
登録すると、企業からスカウトメールが送られてきます。
ニクリーチってまだ継続してるのか。確か自分が学生の時ぐらいからあった気がする。今ならTwitterで気になる人に話を聞かせてくださいっていった方が早い気がするな。大抵の社会人なら、学生相手ならご馳走するはずだし。
— Atsushi Sakai (@Atsushi_twi) 2018年9月30日
ニクリーチ のサービスは2014年頃からはじまっています。確かに今の時代、SNSを活用すれば学生が社会人に会うことは難しくはないですね。
(そこまでのアクティブさがあれば、どこへ行っても働けるかも……!?)
ニクリーチのスカウト大半が東京…
— ひわっち (@ovol1) 2018年9月25日
残念ながら、ニクリーチ に登録している企業は東京が多いです。関西や地方に住んでいる学生さんは、東京で就活を考えたタイミングで活用してみましょう!
ニクリーチいまも現役で使ってる人いますねー。
プロフィールよく読んでないでしょ?って聞きたくなるような企業担当者がガンガンスカウト送ってくる大変楽しい仕様です。— たいりょーくん (@Tiryoh) 2018年10月1日
登録するとスカウトメールがガンガン送られてくるようです。興味が持てるものがあれば、企業担当者と会ってみましょう。
そういえば就活中ニクリーチから何度かランチスカウト来たけど、移動費の方が高くつくのと、ランチスカウトと称してただの説明会だったりという噂を聞いたせいで一度も承諾しなかったな
— つむぎちゃんに美味しいご飯を食べさせる (@Hako_matsu) 2018年9月30日
実は、ニクリーチ の「闇」として存在するのが、ランチと称して呼び出しておいてただの選考会だったという話です。スカウトメールが来たら、ランチに連れて行ってもらえるのかさりげなく聞いてみましょう。
去年ニクリーチ使って名大に多数広告の貼ってある某企業の人と話したんだけど、金持ち自慢されたあげくに肉奢ってくれなかったのでクソだと思いました
— ナウシカ@まぜない協会会長 (@sssnnn0911188) 2018年7月12日
こちらもランチ(焼肉?)なしの学生さんからのツイートです。ご馳走してくれると思って来る学生さんに対して、ご馳走がないと印象が悪く逆効果になりますよね。
ニクリーチすげえ。。。 pic.twitter.com/LyEzs4EXYo
— SK@20卒 (@SK2059922219) 2018年7月3日
こちらは実際にランチに連れて行ってもらえたようですね。しかし、ニクリーチ=焼肉と思っている学生さんも多いようですが、企業によってご馳走してくれる料理が違ってくるみたいです。
ニクリーチ、30分時間勘違いして行ったかが無事とらふぐを頂けた幸せ
— なつフカミ (@fukatakugt) 2018年2月7日
こちらの学生さんはとらふぐですか!豪華ですね!うらやましいです。
最近めっちゃニクリーチくるんだけど、こんなのもあったのね。。ただのスカウト。。 pic.twitter.com/NgJ5K5ieWC
— リュウイシハラ🤦🏻♂️ (@RtIs09) 2015年6月4日
残念ながら、ランチなしということも結構あるようですが、プラスに考えれば企業からのスカウトがもらえて、選考に参加できるというだけでも自分で企業を探す手間が省けるので、いいのではないでしょうか?
5. まとめ
今回は、ニクリーチに学歴は関係あるのか?そして評判は?についてご紹介しました。
ニクリーチ は無料登録で企業からのスカウトを受けられ、食事をご馳走になれる可能性もあるので、損をすることはほぼないと思っていいでしょう。
また、『ニクリーチ』を利用していた学生の多くは、同じく企業からスカウトを受けられるサービスの『digmee』も利用しています。
『digmee』はLINEを使って気軽に就活できることが特徴です。スマホ一つで就活や企業との接点を持てるツールとして利用者が急増しています。
digmee URL https://digmee.jp/
※現在(2019年6月時点)は、21卒のみ利用可能です。夏のインターンを考えている人に最適なサービスです。
詳しくは、こちらのページを参考にしてみてください。
就活が本格化する前に企業との接点を持ち、選考スキップのチャンスを掴みましょう。